ナンバーワンへのこだわりを持ち、高精度な部品を作り上げる
入社を決めた理由
― どうせやるなら一流の環境で挑戦したい出身が辰野町なので、自分にとってエビデントは幼い頃から存在を知る身近な企業でした。そんなきっかけもあって就職活動中にエビデントの職業体験に参加。その時に、国から認定を受けた高度技能者が活躍していること、そして世界トップクラスの技術でナノレベルの加工精度を実現していることを初めて知りました。工業高校でものづくりを学び、その楽しさや達成感を味わう喜びをもっと味わいたいという気持ちがあったことから、「どうせやるなら一流の環境で挑戦したい」と考え、入社を決めました。 |
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現在の仕事内容
― ひとつひとつ手で、より高精度な部品を作り上げる私が所属するメカグループは、顕微鏡部品全般の金属加工を担っています。その中で私が担当しているのは、顕微鏡本体に組み込まれる部品加工です。エビデントで製造しているのは、小中学校にあるような覗いて見るタイプの顕微鏡ではなく、主に再生医療や生命科学の研究に携わる研究者向けの生物顕微鏡や、電子部品や金属材料の品質管理などに使用される製造現場向けの工業顕微鏡。部品は金属を溶かして型に入れることである程度のところまで形を仕上げることができますが、細部をより精密に映し出す製品なので、最後はどうしても一つひとつ細かい加工を施す作業が必要です。フライス盤という工作機械を使って手で加工したり、機械をプログラミングして自動で削り出したりしながら、より高精度な部品に作り上げています。 |
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仕事でのエピソード
― 半期に一度の改善発表会で事例を報告まだ経験が浅い頃、油吸着マットのコスト改善を担当しました。機械加工は油を使用するため、漏れ出した油で床が滑らないよう、機械周辺に油吸い取り用のマットを敷く必要があります。日々使用するものなので、これまで使用していたマットと、展示会などで新たに入手した複数のマットを比較し、金額、納期、性能などを一つひとつ検証して費用削減の方法を探りました。結果、年間である程度まとまった費用が削減できることがわかり、製造部内で半期に一度開催している社内の改善発表会で報告することに。わかりやすく伝えられるよう資料を何度も見直し挑んだら、上司や先輩が「すごくよかった！」と想像以上に喜んでくれて、「職場に貢献できた」という達成感を得られたと同時に、その後の仕事にもつながるよい経験になりました。 | |
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エビデントらしさ
― 「できればよい」ではなく、高いレベルでやり遂げる入社して驚いたのは、会社の風土として、ナンバーワンへのこだわりが強くあることです。簡単な作業も決して手を抜かず、全力で取り組む。「ただできればよい」ではなく、丁寧に完璧にやり遂げる。常に探究心を持ち、金属加工においてわからないことはないレベルまで極める。これがエビデントの高い技術力につながっているのだと思います。業界のトップを走り続けるために、どんな壁も楽しんで挑戦し乗り越えていく先輩の後ろ姿を見ていると、自分も自然と「早く追いつきたい」という気持ちになります。高い志を持つ先輩方からの刺激が、自分たち若手にとって腕を磨き続けるモチベーションになっています。 |
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今後の目標
― どんな要求も臨機応変に対応できる技能者に今は量産品の部品加工を担当しているので、決まった作業手順に沿って仕事を進めていますが、やはり目指すのは、試作品向けの一点ものの部品を加工できるようになること。現在、国家技能検定の取得に励んでいるところですが、金属加工においてわからないことはないくらい知識と経験を積み重ね、開発からどんなに難しい要求がきても素早く臨機応変に対応できるようになりたいです。
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学生へのメッセージ
私がここまで頑張ることができたのは、職場になんでも話せる頼りになる先輩がいたから。どんなに忙しくても、困ったときは必ず相談に乗ってくれます。一緒に作業してくれて、やり切る大切さも教えてくれます。そして、やり切ったことで自分自身の自信にもつながります。自分もそんな先輩になれたらと思います。 | |
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